from:橋本英徳
@オンラインダイエットサロンより、、、
前回のおさらい
にんじんの主な栄養素と効能について
にんじんにはβ-カロテンやビタミン・ミネラルが豊富に含まれています。うまく調理することで、にんじんに含まれている栄養素を効率良く吸収することが出来ます。
β-カロテンはがん抑制効果が注目されていて、毎日にんじん1本食べればがんの予防効果が期待されているのと、β-カロテンはカロテノイドという色素の仲間で、カロテノイドに活性酸素を消す強い効力があることが分かっています。
今回の食材-かぼちゃ-
主な栄養成分
かぼちゃはビタミンやミネラルを豊富に含んでおり、しかもそのバランスが非常に良いのが特徴です。果肉の黄色い色は、β-カロテンの色です。かぼちゃ100gあたりのβ-カロテン含有量は4000μg!かぼちゃのわたには果肉の約2倍、皮には約3倍のβ-カロテンが含まれています。また、ビタミンC・E・B1・B2・食物繊維・カリウムも多く含まれており、かぼちゃ100gで1日に必要なビタミンCの半分を摂取できます。
特に注目されているのは種の栄養価で、カリウム・亜鉛・銅・マンガンなどのミネラルがたっぷり含まれています。
なお、かぼちゃは大きく分けて3つの品種に大別されていて、
- 西洋かぼちゃ
- 日本かぼちゃ
- ペポかぼちゃ
に分けられています。
一般的に流通しているのは西洋かぼちゃで、栄養価で見るとβ-カロテンの含有量は西洋かぼちゃがズバ抜けています。ズッキーニはペポかぼちゃの一種です。
かぼちゃの効能
β-かぼちゃには、がん発生の元凶とも言われている活性酸素の働きを抑える作用があります。ビタミンC・Eにも強い抗がん作用があり、相乗効果でパワーアップ!していると言われています。
かぼちゃにはビタミンA・C・Eが多く含まれており、強力にがんを防ぐ効能があると言われています。
ビタミンAには皮膚や粘膜の抵抗力を高め、最近やウイルスの侵入を防ぐ働きがあり風邪予防にも効果的です。
また、ビタミンCにも免疫力を高める働きがあり、特にかぼちゃのビタミンCは加熱の損失が少ないということがうれしいところ!
ビタミンEには、老化を防ぎ血行を良くし、ホルモンの分泌を活発にする作用があります。そのため、
- 冷え性
- 肩こり
- 痔
- 更年期障害などの不快感の緩和
- 不妊症
にも効果的だと言われています。
またビタミンB1は糖質、B2は脂質を効率的にエネルギーに変換し、肥満を防いでツヤツヤした肌や髪を作ってくれます。
健康な皮膚をつくるビタミンA、シミやソバカスを防ぐビタミンC、便秘を防ぐ食物繊維もシッカリと含まれています。
かぼちゃを使った料理
かぼちゃのたたき風
1人分(57kcal,塩分1.3g)
【材料:4人分】
かぼちゃ1/8個
玉ねぎ1/4
あさつきの小口切り少々
A【酢、しょうゆ・だし:各大さじ2】
揚げ油適宜
【作り方】
- かぼちゃは種とわたを取り、3~4mm厚さのくし形に切る。
- 玉ねぎは薄切りにして水にさらし、水をきる。
- かぼちゃを素揚げにして器に盛り、玉ねぎをのせて、あさつきを散らし、Aを合わせたたれをかける。
種はいるとおつまみに!
かぼちゃの種は、わたと一緒にざるの揉むとキレイに取れます。3日ぐらい干して一緒に炒ると、オヤツやビールのおつまみに最適です。
ズッキーニのナムル
1人分(73kcal,塩分1.5g)
【材料:2人分】
ズッキーニ1本
ごま油小さじ2
A【鶏ガラスープ:小さじ1/2、酒(または水):大さじ1、塩:小さじ1/4、こしょう:少々】
【作り方】
- ズッキーニは薄い輪切りにする。
- フライパンにごま油を熱して①を炒め、しんなりしたらAを加えて炒め、ねぎを加えてさっと炒め合わせる。
かぼちゃの栄養素の比較
カロテン | ビタミンC | ビタミンE | 食物繊維 | |
西洋かぼちゃ | 4000μg | 43mg | 4.9mg | 3.5mg |
日本かぼちゃ | 730μg | 16mg | 1.8mg | 2.8mg |
ズッキーニ | 320μg | 20mg | 0.4mg | 1.3mg |
参考:文部科学省「七訂日本食品標準成分表」
というワケで、
今回は『かぼちゃ』の栄養素についてお話ししました。
ダイエットって『食生活の改善』なので、
改善するためにもこういった食材のことを知る必要があると思います。
ぜひこのブログをキッカケに食材のことを知ってもらえればと思います。